乳幼児や中学生未満の小さなお子様には刺さないハリ<小児鍼>を用いた治療を行っています。
治療時間は5〜15分程度です。年齢が下がるほど治療時間は短くなります。これは,子供はまだ感覚神経が十分に発達しておらず、大人と同じようなツボ刺激を行うと刺激過剰になりやすいためです。加えて皮膚表層のケラチノサイト(角質層)は強い刺激やストレスを受けると、痛みやかゆみを誘発する物質(炎症性のサイトカインやコルチゾールなど)を放出します。逆に心地よい皮膚刺激は、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」の分泌を促します。心地よい刺激で、反応のある部位のみを短時間に刺激することで様々な症状に対応していきます。
当院で行っている「大師流小児はり」は「羽毛でなでるような刺激」を行うことを基本としており、不快な痛みを伴うような手技は行わないので小さなお子様にも安心して受けていただけます。
小児はりを受けられる方に多い症状:疳の虫、母乳の吸いが弱い、便秘や下痢、食べムラがある、キーキー怒る、夜寝ない、夜尿症、チック、朝起きられない、学校にいきたくない(いけない)、頭痛など。
さまざまな症状を訴えられますが、決まったツボに刺激するのではなく、その子の皮膚を診て治療を行いますので、まずは一度ご相談ください。
当院の鍼灸師は「大師流小児はり®認定」中級を終了しています。
また、最近ではスポーツ障害などで治療を希望されるお子様もいらっしゃいます。この場合は痛みのある側に負担をかけない「マツエセラピー」という手技を用いて治療を行い、早い競技復帰を目指します。この場合は手技コース(70分9,000円となります)